「日本に住むのは高い!」というけれど

著者:Rahmania Radjadiさん (http://www.rahmaniaradjadi.com

ムスリムが日本に住むってどんな感じ?」パート6です。前回のパート 1、2、3、4、そして5では、仕事や勉強のために日本への移住を考えている方の助けになればとお祈り、モスク、食、ラマダーン、イード・ムバラク、イード・アル=アドハー、動物のいけにえ、ムスリムの子供たちの教育、そして日本での住居状況についてお話しました。このシリーズが仕事や勉強などのために日本に移住予定のムスリムのみなさんの手助けになれたらと思います。

「世界で最も物価が高い」は本当?

日本は世界中の人が最も住んでみたいと思う国のうちのひとつです。日本独特の文化や面白さを求めて、毎年たくさんの観光客が日本を訪れます。世界の人々をひきつけてやまないのはその文化だけではなく、特定の分野における世界市場をリードするトップの企業の多さなどもあり、有名企業で働くために勉強や仕事をしに日本へ来る人も少なくありません。

写真:お台場の夜景とレインボーブリッジ
お台場から見える夜景とレインボーブリッジが大好きです。

ハフィントン・ポスト*によれば、日本で生活するにはアメリカで生活するよりもお金がかかり、生活水準の高さはカナダと同じくらいだそうです。また、テレグラフ**によると、日本の都市3つが世界で最も物価が高い都市トップ10にランクインし、なかでも一位は東京でした。これは本当でしょうか?

他の都市との違いは感じない

私は1995年から主人と日本で暮らしているのですが、義父はそれより長く、1992年から日本に住んでいて、「東京に住むのはそれほど高く感じないし、ここ10年はそこまで物価も上がっていない」とよく話しています。また、日本に住んで7年になる外国人のユーチューバー***は「東京に住んでいればいくらでもお金を使うところはある。逆に、収入などに応じて自分でライフスタイルを管理すればいくらでもお金を使わずに暮らすことができる」と話しています。

日本に住むのはほかの国で住むのとそう大差はなく、住まい、特定のライフスタイル(食事、エンターテイメント、洋服)、また子供の教育など、最低限必要になってくるものはすべて同じです。国の生活水準のレベルを決定づけるのは経済成長とその国の政治です。ニューヨークタイムズの記事****によると、年間平均1%の成長と、活気のなかった過去20年間に比べて、現在の日本は高度経済成長を迎えているとのことです(私の義父があまり物価の値上がりを感じない、と言っていたことにも説明がつきます)

写真:日比谷公園の夏祭りのやぐら
これは日比谷公園で行われた夏祭りの様子です。

散財することも節約することもできる

なぜ、今回のテーマが「ムスリムが日本に住むってどんな感じ?」に関係してくるのでしょうか?実は、これはムスリムだけではなく、誰にでも当てはまる話だからです。どんな人、または家族であっても、みんなそれぞれ生活に必要なものは違います。
私がこの記事を通して伝えたいのは、「日本に住むのは高い」とか、「東京の物価は世界一高い」といった意見は正しくないということです。先ほど説明したように、日本では、いくらでも散財することもできるし、いくらでも節約して暮らすこともできます。(これはほかの国でも同様です)

写真:日比谷公園の夏祭りで踊る人々
こちらの写真は日比谷公園で行われた夏祭りで撮ったものです。東京の夏で最も楽しい夜のうちのひとつです。

どれだけお金を使うかは自分で管理することができます。もっと豪華な生活がしたければ、その分お金が必要だということです。優先順位を決めることで出費は管理できますし、経済状況のマネージメントも可能です。そうすることで、いらないものを買ってしまって後悔する状況も減らせるはずです。

* http://www.huffingtonpost.com/2015/01/21/map-expensive-countries_n_6510018.html
** http://www.telegraph.co.uk/finance/9326700/Top-10-most-expensive-cities-in-the-world-in-pictures.html?frame=2246154
*** https://www.youtube.com/watch?v=L8oIj4AiYbw
**** https://www.nytimes.com/2016/11/15/business/japan-economy-growth-trade.html?_r=0

関連記事

HALAL GOURMET JAPAN

メルマガ会員募集中