豊かな自然と歴史が息づくまち「小松」が誇る観光地セレクション!

石川県の小松市は、歌舞伎や茶道といった江戸時代から続く
伝統文化や美しい伝統工芸、自然景観の姿が色濃く残る魅力的な街です。

また、空港、JR、高速道路などの交通アクセスも非常に優れ、
国内線(札幌、仙台、羽田、成田、福岡、那覇)と
国際便(ソウル、上海、台北)の定期便が就航している小松空港は、
JR小松駅から車で約10分、北陸自動車道小松インターから約5分の場所にあるため、
インバウンドや国内旅行にも便利です。

金沢とあわせて訪れる人も多く、最近では、国内だけ出なく、
海外からの観光客も押しよせるようになりました(金沢までは電車で 30分程度です)。

今回は、そんな小松市が誇る魅力的な観光地をご紹介します。

毎年5月の「お旅まつり」で演じられる「曳山子供歌舞伎」は、日本三大子供歌舞伎の1つと言われています。
江戸時代から250年もの間、受け継がれてきた曳山子供歌舞伎は、
絢爛豪華な曳山の上で、主に女子児童によって演じられ、驚くほどの名演技で観客を沸かせます。

小松空港から車で約10分、歌舞伎演目「勧進帳」の舞台で有名な「安宅の関」のそばには、
難関突破のパワースポットとして知られる「安宅住吉神社」があります。

また、JR小松駅から徒歩数分の距離にある「こまつ曳山交流館みよっさ」では、
「お旅まつり」で披露する曳山を 2基常設展示しており、その迫力ある姿を間近に見ることができます。

みよっさでは、歌舞伎風メイクや三味線などの和楽器にも触れることができるので、
見て、聞いて、触れて、小松の歌舞伎の世界を知ることができます。

那谷寺は 1300 年もの歴史を持つ由緒あるお寺です。
自然が在るからこそ人が在る「自然智(じねんち)」の教えを守り継ぎ、
霊峰白山を神体とする自然の神を崇めるお寺です。

23万平方メートルの境内に広がる、色鮮やかな紅葉や自然が作り出した不思議な奇岩群も魅力です。
那谷寺の魅力は紅葉だけではありません。

1300年もの歴史を持つ那谷寺には貴重な建築物が数多く残っており、
本堂・三重塔など7棟が国の指定重要文化財に指定されています。

また、パワースポットとしても知られており、本殿下にある清浄な水「不動明王の霊水(閼伽水)」は、
願いを込めながら身につけるものにかけると、運気が上昇すると言われております。

ちなみに白山は、富士山、立山と並び「日本三名山」に数えられ、
石川県のシンボルの 1 つとされています。
そんな自然豊かな白山を一望できるのが「木場潟公園」です。

中央には大きな湖があり、その周りを囲うようにして6.4km の歩道が設けられています。
白山と美しい湖を見ながらの散歩は至福のひと時です。

那谷寺、木場潟公園の最寄り駅は、JR 粟津(あわづ)駅ですが、
いずれも JR 粟津駅から車で約 10~15 分の場所にあります。
移動の際は、JR 粟津駅からタクシーが必要です。

「日用苔の里」は、日本有数の苔の名所として、
国内・海外から高い評価を得ています。
杉の美林に囲まれた苔むす庭園や神社、古民家など、
美しい里山集落の観光エリアを鑑賞することができます。

全国農村景観百選にも選ばれています。日本文化を象徴する植物として国歌にも詠まれる「苔」。
日用町の苔庭は、多様な苔が見られることで高い評価を得ています。

日向、半日蔭、日蔭など、それぞれの環境に適応して多様な苔が生育し、
専門家の調査では町内で 48 種類の蘚苔類が確認されています。
現在は、住民によって設立された日用苔の里整備推進協議会が、
「苔の里」として苔庭の整備・管理を行っています。

小松市には、ムスリムフレンドリーメニューに対応した店舗があります。

※付近の「こまつ芸術劇場うらら」には礼拝スペースもあります。

歴史、自然、伝統芸能に富んだ街「小松」。

都会の喧騒から離れ、”日本らしさ” を求める方には、是非ともおすすめです。