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ハラールメディアジャパン株式会社の山崎です。

海外のハラール市場レポートVol.1の韓国編に続きまして、
Vol.2では「台湾のハラール市場」について迫ります。

注目度急上昇中!?“台湾のハラール市場”

(日本経済新聞 2017年9月2日朝刊より)
(日本経済新聞 2017年9月2日朝刊より)

今月上旬に台北市が行ったインドネシア人労働者への感謝祭の様子です。

「ここは本当に台北駅前なのだろうか?」
そう思われた方は恐らく少なくないでしょう。

実は台湾には、約25万人のムスリムがおり、
在日ムスリムの10数万人を上回っているということをご存知でしょうか。

(Mastercard Crecentrating Global Muslim Travel Index 2017より)
(Crecentrating Global Muslim Travel Index 2017より)

また、在住者以外にも、
訪台ムスリム観光客の勢いも無視できません。

各国のムスリムフレンドリーレベルをランク付けしている
クレセントレーティングによると、
台湾はイスラム協力機構(OIC)非加盟国の中で
7番目にムスリムフレンドリー対応が進んでいると発表されています。

2016年は10位に位置していた台湾ですが、
2017年に入り7位へと躍進を遂げ(上図)、
2011年には15店舗しかなかったハラールレストランも、
2017年3月時点では100店舗以上にまで増えたそうです。

また、台湾観光局によると、
ここ5,6年で年間100万人のムスリム観光客誘致を目標としています。

まさに今台湾では、在住者・訪台ムスリムの受け入れを通して、
国内のハラール対応が急ピッチで行われています。

インバウンドだけではない!?実はもの凄いアウトバウンド (海外輸出)

ハラール認証を取得した台湾企業は2017年6月時点で714企業あると言われています。
驚くべき点が、714のうち200企業は今年新たに認証を取得したという点です。
このことからも、直近台湾がハラールへ注力していることが伺えます。

一方日本の状況をみてみましょう。
正確な数値はありませんが、弊社サイト上で管理しているリストでは、
現在250〜300企業となっており、台湾とは2倍以上の差があります。
日本の九州程しかない台湾が、日本の2倍以上とは、
さすがに驚かずにはいられません。

もちろん認証取得企業の数が全てではありませんが、
アウトバウンドの盛り上がりを考える上では、
重要な指標になってくるのには間違いないでしょう。

なぜ台湾はハラールに注力するのか?

「新南向政策(Southbound)」という政策をご存知でしょうか。
台湾の現総統である蔡英文(ツァイ・インウェン)氏による政策で、
これまでの中国一辺倒だった政策に打って変わり、
東南アジアや南アジアとの関係強化を進める政策です(経済貿易協力、人材交流など)。

蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は、新南向政策の一貫で、
「ムスリムは台湾にとって重要なパートナーであり、快適な環境を提供するために、礼拝場所やハラール認証の整備を行っていかなくてはならない」と言及しています。

こうした背景もあり、TAITRA(日本でいうJETROに相等)は
ハラールレストランの認証取得サポートを開始し、
近年台湾のハラールレストラン増加のブームに繋がっていると考えられます。

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2017年6月にTAITRAに訪問した際の写真。 パイナップルケーキなどの台湾名物から餅・醤油などの日本名物までディスプレイ。 他国が日本ブランドを使ってビジネスしている現場に遭遇。
2017年6月にTAITRAに訪問した際の写真。
パイナップルケーキなどの台湾名物から餅・醤油などの日本名物までディスプレイ。
他国が日本ブランドでビジネスしている現場。

前回の韓国・今回の台湾の共通点として、
国のトップがハラール対応に注力すると公言している点が挙げられます。

日本もいよいよ「国策として」官民協力の上、
ハラール対応を促進していかなくてはならない時が来たのではないでしょうか。
(海外のハラール市場レポートVol3へ続く)

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【募集】台湾ハラール市場でテストマーケティング
実はHMJとTAITRAはインバウンド・アウトバウンドともに連携を強化しており、
TATRAは今年11月に開催されるHalal Expo Japan 2017に出展が決定しています。

そして、HMJにおきましても、今年10月にTAITRAが主催する
「Kaohsiung International HALAL Expo(開催地:台湾高雄)」に出展をし、
台湾ハラール市場にてテストマーケティングを行うことになりました。
(https://www.khhalal.com.tw/)

今年の4月に開催されたHalal Taiwan(開催地:台湾台北)では、
大きな盛り上がりを見せており、10月に開催される
Kaohsiung International HALAL Expoでも盛り上がりに期待ができます。

(台北Expoの実績報告)
・出展企業:36カ国1717社
・バイヤー:103カ国7926名
・一般来場者:53877名

この度、Kaohsiung International HALAL Expoに出展するにあたり、
現在、同イベントにてテストマーケティング及びPRを希望される方を募集しています。
(残り5枠となります。)

下記概要となりますので、ご興味ございましたら、
私宛てまでご連絡くださいませ。(山崎寛斗 h.yamazaki@halalmedia.jp)

【お願い事項】
テストマーケティング対象品として、
下記2点の共有をお願い致します。
・商品サンプル
・フライヤー

【お約束事項】
①イベント時に貴社商品に興味を持って頂いた
バイヤーの方の名刺とコメントを、イベント後にフィードバックさせて頂きます。
②事前にアンケートを作成頂ければ、当日アンケートを取り、
テストマーケティングの場としてご活用頂けます。

【ご利用金額】
30,000円