東京で割礼手術を受けられる病院を知っていますか?

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寄稿者:Nur Iman Miyazaki

今日は、私の息子が生後1か月の時に割礼手術を受けた「東京メディカルアンドサージカルクリニック」について紹介したいと思います。
イスラームにおいて清潔さはとても大切にされています。身体を清潔に保つため、ムスリムの男性は、一般的に乳児あるいは子供のうちに割礼を行います。乳児のうちに手術を受けると傷の治りが早いことが知られており、最近のマレーシアでは、出産後すぐに手術を受けることが多いようです。

では、日本で生まれたムスリムの子供たちはどうしているでしょうか?
日本人には割礼の習慣がありません。対応してくれる病院はいくつかありますが、費用や条件にばらつきがあり、情報が手に入りにくいので、適切な病院を選ぶのは簡単ではありません。そのため、海外に渡航する際に割礼を受ける人もいます。

「東京メディカルサージカルクリニック」には、欧米の医師免許をもった医師が複数勤務しており、患者は、日本語、英語、その他複数の言語でサービスを受けることができます。割礼手術も行っており、病院のウェブサイトで手術の詳細を確認できます。(割礼についての説明は日本語のみです。)

費用と対象

割礼費用

乳児:64,800円 ~(生後1週間~生後3か月未満(体重約6500g)まで)
成人:111,240円 ~
(費用は2017年7月時点のものです。日本の健康保険は適用されません。)

対象となる方

両親の一方または両方が外国籍であること
(外国の医師免許をもつ医師による手術を受ける為)

※乳児の割礼手術には局部麻酔を使用します。月齢3ヶ月以上では全身麻酔の適応になるため、成人になるまではこのクリニックでは割礼手術の対象外となります。

手術の流れ

手術前

手術には予約が必要です。私たちの場合は、約10日後の手術日を予約できました。

手術当日

予約時間より約30分前に病院に到着し、手術の説明を受けました。
手術には両親の立ち会いが可能だったので、私たちは立ち会いを希望しました。
まず、看護士の指示で子供の服を脱がせて手術台に寝かせると、手術中に暴れないように、看護師が子供の手足をベルトで固定しました。
手術は、日本語と英語を話せるイギリス人の男性医師が担当してくれました。手術は、金属製のベルクランプという医療器具を使用した包皮環状切除術で行いました。ベルクランプは、包皮からの血流を止めるための器具です。手術は手際よく進み、出血もほとんどなく、40分程で完了しました。
手術後は、看護師からアフターケア(患部の掃除の仕方など)の説明を受け、料金を支払いました。

手術の際には局部麻酔をするので痛みは感じないはずですが、息子は手足を手術台に固定されたことで動転し、手術中に泣いてしまいました。なかなか泣き止まなかったため、私たちは手術後に院内の授乳室に行き、落ち着かせてから帰宅しました。

手術後

約一週間、自宅で簡単なアフターケアを行いました。息子は患部を気にする様子はなく、出血もありませんでした。縫合が必要なかったので、傷跡もまっすぐできれいです。

息子の割礼は初めてだったのでとても心配でしたが、担当の医師や看護師は親切で、病院も清潔で落ち着いた雰囲気だったので、安心して手術を受けられました。日本で男の赤ちゃんを授かった時には、この病院を選択肢の一つとして検討することをおすすめします。手術の安全性について心配な場合は、医師にご相談ください。

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