世界中のムスリムがイードを祝いました

寄稿:Kamranさん

イードは、ラマダーンの終了を告げる日で、世界中のムスリムが祝う宗教上の祝日です。

この神聖なラマダーン月の間、横浜マスジドはとても忙しくなります。ムスリムの兄弟がイフタールを用意し(イフタールとはラマダーン中、日没後に食べる食事のことです)タラーウィー(タラーウィーとはムスリムがイスラムのラマダーン月に行う追加の礼拝のことです)に従って断食している人には夕食を用意します。

イードはシャワルの最初の日に当たります。ムスリムはイードの日には断食してはいけないことになっています。イードには特定のサラート(イスラムの礼拝)があります。

Eid celebrations in Yokohama Masjid

日本に来るときは、母国で過ごしたときと同じようにイードを楽しめるとは思っていませんでした。しかし、まったく同じではないにしろ、こちらで過ごしたイードも消して悪い経験ではありませんでした。日本で過ごしたイードはこうです。まず、朝早くモスクへ行き友人と会います。イードの礼拝が終わると、チョコレートで詰められたお楽しみ袋が子供たちにプレゼントされます。イードの日はみんな新しい服を着て女の子はヒナ(ヒナはヘナを使い、一時的な装飾を皮膚に施すものです)も完璧にします。数人だけで集まって食事を楽しむ家族もいます。イードの日には、この日のために作られるさまざまな料理が食べられます。お祝いなので甘いものもあります。(体重を気にしている人は気を付けて(笑))パキスタンの人たちは食べるために生まれてきたようなものですから、なにを食べるかは大きな問題です。

Eid celebrations in Yokohama Masjid

朝にはチョレ、ポレー、ポテトカレー、甘いもの、ジャレビ、シアー・コルマなどを食べます。忘れてはいけないのは、イードの日にはお互いにプレゼントを贈るということです。私はとてもきれいなハンドバッグを友人からもらいました。大人は、パキスタンではイードィと呼ばれるお小遣いを子供たちに渡します。

私の友人が、みんながそれぞれ自分で調理した料理を持ってくるパーティを企画しました。メンバーには日本人、バングラデッシュ人、パキスタン人のいとこがいました。今回のイードは食べ物であふれる日となりました(笑)(まだ食べれるのでダイエットはおあずけ)

Eid celebrations in Yokohama Masjid

イードはただ綺麗で高級な洋服を着るためのお祭りではなく、イードの前、少なくともイードの礼拝の前に、家族全員を代表して、貧しい人や困っている人寄付をするのが義務づけられています。こうすることによって、すべての人とイードの喜びを分け合うことができるのです。

数年ほど前には、ここまで日本でイードが盛大に行われることは、考えられなかったです。

イードを祝っている最中は、お金がない人や困っている人たちのことを忘れないでください。これこそがイスラムの教えです。みなさんが素晴らしいイードを過ごされたことを祈っています。

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