群馬を中心に同世代の若者と交流を行いました

GUNMA CUP4

国内外で日本語での国際交流プログラムを提供するNPO法人国際比較文化研究所は「ぐんまカップの招聘プログラム」を8月10日から19日にかけ実施しました。ぐんまカップとは、海外で日本語を学ぶ学生向けにエッセイとスピーチによる日本語コンテストを開催し、上位者を日本に招聘して群馬を中心に同世代の若者と交流を行うものです。この企画は日本の学生が企画運営を行っています。今回は第一回目として5月にインドネシアでコンテストを開催し、4名の学生を招聘しました。

コンテストの様子はこちら
https://www.halalmedia.jp/archives/2210/gunma-cup-a-project-by-the-students-for-the-students/

スタッフを代表して、藤本より招聘プログラムの報告と感想を述べさせていただきます。招聘プログラムは留学生と日本の学生がお互いに学び、暮らし、遊び、働くことをより実感できるよう構成されています。「ダイガクツアー」では群馬大学訪問、日本の大学生がどのような生活を送っているのかを肌で感じてもらいました。図書館ではそこにあった日本語教育の本をずっと読み続け、学食ではシステマティックになっている日本の学食に少々戸惑うなど、日本とインドネシアの大学の違いを感じていました。

「ハタラクトーク」では実際に群馬で働いている外国人の方や日本人の社会人の方と交流をさせて頂きました。普段インドネシア生活していては聞けない日本の社会の話にみな興味津々で聞き入っていました。群馬に留学したならばどのような生活を送れるのかという「セイカツトーク」では多文化共生の一環として群馬へ来る留学生をサポートしているNPO法人多文化共生ぐんまの方々とインドネシア料理と日本料理を囲み、日本に留学する上での不安や、群馬に留学したらどんな体験ができるのかなどをお話ししました。彼らの中にある疑問などにも対応してくださり、みんながより日本で暮らすことのイメージを強いものにすることができました。

その他にも群馬では草津温泉への観光やホームステイ、書道パフォーマンス、商店街のまちあるきなどを行いました。

インドネシアで習った流暢な日本語を生活の中で楽しそうに使っている彼ら、教科書の中で読んだという日本の文化に触れて納得している彼らをみて、スタッフ一同も喜びを感じていました。また「おもてなし」の大変さを知りました。食事では、ムスリムの参加者のためにアルコールや豚が使われていないかなどに気を配りました。日本のようにハラルが当たり前ではない環境にいるとき、食事にどのようなものが使われているかということはムスリムにとって大切な情報です。お店の方が教えてくださったり、メニューに表示がしてあったりするレストランやお土産屋さんもあり、安心して食事を楽しむことができました。

約10日の間インドネシアの学生4名とずっと寝食を共にすることで、私たちは国境など関係なく、人は心を通わせられるのだと知ることができました。私たち若者に最も必要なのは、このように心通った友達と直に触れ合うことではないと思います。そのために私たちはこのぐんまカップを今回限りにせず、この先も続けていけるように努力していきたいと思います。
この場をお借りして、開催を支えて下さった皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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